四方山噺日常録-Retreat Daily Record-

仕事を離れた人間が気ままに過ごす日常録

「休む」日常の中で

仕事から離れた暮らしを始めて、1週間。

今、カフェで冷たい飲み物を味わいながら、この記事を執筆している。平日の昼下がりに、こんなゆったりとした時間が持てるとは、仕事に打ち込んでいた自分からは想像出来なかった。

仕事を離れる直前の時期は、残務整理や引き継ぎで予定が埋まり、「本当に仕事から離れることなんて出来るのだろうか?」、「春から休んでも大丈夫なのだろうか?」、「そもそも自分はちゃんと休めるのだろうか?」と不安だらけだった。

気だけが急いて、休養して数日で求人情報を見出したら本末転倒だ、なんて思いつつも、1週間が無事に過ぎた。

幸いにも、と言って良いのかどうかはさておき、仕事を離れ、「休む」日常になってから、求人情報は一度も見ていない。

以前よりも意識して見るようになったのは、天気予報、ファッションや食の情報、各地のイベント情報、資格試験の情報、金曜夜の映画、である。

日々早回しするかのように進んでいく世の中において、情報は目にしておくに越したことはないと考えている。もちろん、玉石混交の世の中であるので、鵜呑みにしない姿勢を持ち続けることを忘れてはならないし、情報を得る媒体も一つと限らず、複数は持っておくべきだろう。

「休む」日常の中で、情報を意識する暮らしに少しずつ移行しはじめた。これは、仕事を離れる前と比べて大きく変わったことだ。そして、ブログという媒体を通じて、自分で少しずつでも発信者として動き出していることも、また大きな変化だ。

発信者として何かを書いている、ということは、発信者として書いた何かを見られている、ということでもある。少し面映さは否めないが、「休む」日常を重ねていく中で、何か少しでもこの世の中に残せることが出来たら、と考えている。