四方山噺日常録-Retreat Daily Record-

仕事を離れた人間が気ままに過ごす日常録

「おうち映画」を極めたい

金曜の夜、家のテレビで映画を観た。

夜まで仕事をしていることも多く、帰り着く頃には映画も終わりかけの時間になっていることがほとんどだったため、最初から最後まで通して、テレビで映画を観るのは久しぶりだった。いわゆる、「おうち映画」の時間を堪能出来る幸せを今更ながら噛み締める。

ただ、本編の間に挟まるコマーシャルの途中で、スッとソファから立ち上がり、手は「やりたいことリスト」を記したノートに伸びていた。新たにやりたいことが出来たからだ。

「『おうち映画』を極める」

水とおつまみに近いお菓子を片手に映画を観るのも悪くない。ただ、もっと「おうち映画」には可能性があるはずだ。映画館のような設備を揃えるのは時間にも費用にも厳しい面があるが、出来ることから少しずつ始めたくなった。

まずは映画のお供となる料理。定番なのはやはり、ポップコーンか、ホットドッグだろう。ハンバーガーやポテト、チキンやチュロスも魅力的だ。調べたら、料理をのせて運べるトレーもあるらしい。雰囲気を出すためにも是非とも手に入れたい。考えるだけで既にワクワクしている。

飲み物はちょっと大きめの紙コップに氷と一緒に入れて、ストローをさして飲みたい。コーラやソーダなどの炭酸系が良いか、オレンジジュースやアップルジュースなどの果実系が良いかは、その日の気分と相談だ。今どきのSDGsはこの際、ちょっとだけ棚に上げておく。

照明は暗くするのはもちろん、「おうち映画」なのでゆったりした服装で臨みたい。そういえば、テレビには映画に最適な映像モードや音声モードがあったはず。時間がある時に確認しておこう。あとは…

 

と、ここまで「おうち映画」の構想を膨らませたところで、ハッと気付く。そういえばシャワーを浴びていなかった。いそいそとお風呂に入る準備をしながら、「そういえば、世の中には『防水仕様のテレビ』があって…」と、更なる構想が頭をもたげてくる。

いけない、続きを考えるのはまた明日以降にしよう。