四方山噺日常録-Retreat Daily Record-

仕事を離れた人間が気ままに過ごす日常録

いつまでも友達

週末、仕事を離れて以来、初めて学生時代の友人に会った。卒業してから、流行り病の時期は疎遠になっていたが、とあるきっかけで再会してからは、月1回はご飯に行ったり、たまに旅行したりする仲である。

近況を語り合い、美味しいご飯に舌鼓を打ち、たまにはどこかで学生の時に戻ったかのようにはしゃいで遊び、何やかんやと次回また会う約束をする、この繰り返しである。それだけなのに、毎回必ず何かしらの出来事や、ちょっとしたハプニングがあって楽しい。

もしかしたら、学生時代よりも今の方がもっと濃い付き合いになっているかもしれないのに、それでも「飽き」という概念とは無縁である。改めて、縁の不思議さをしみじみ感じる。

こんな関係を歌った曲があったな、と思い返して、先程少し思い出した。竹内まりやの『Forever Friends』だ。どんなに長く離れていても、どちらかの連絡1本で、すっと引き寄せられる関係。生憎、車の運転が出来ないので、「ドライブに出かける」ことはないし、「同じ人を好きになった」経験もないのだが、付き合いの感覚としてはこの曲に重なる部分が多い。

会って、楽しいひと時を過ごして、名残惜しく別れた後にはいつも、「張り合う気持ちもちょっぴりは大切に」しつつ、いつまでも友達として、この関係を大事に出来るように、人としてまだまだ頑張らなければならないなと思う。気楽に過ごせる上に、何か襟を正す気分にもさせてくれる、そんな繋がりだ。

夏にはまた国内で旅をしたいね、と話しているので、そろそろ計画を練る頃合いが近付いてきている。今年の旅はどんな時間になるだろうか。